transformPoints

2.6 transformPoints

 

2.6.1 transformPoints コマンドとは

transformPointsコマンドとは、メッシュに対して拡大、縮小、回転の操作を行うユーティリティです。

例として、tutorials/incompressible/icoFoam/cavity/cavity において実行してみます。

ケースディレクトリ内で、まず以下のコマンドを実行します。

 

  $ blockMesh  

 

これにより、計算領域のメッシュが作成されます。

このメッシュ全体を1/10に縮小させてみます。

以下のコマンドを実行します。

 

  $ transformPoints -scale “(1e-1 1e-1 1e-1)”  

 

図24はblockMeshで作成したメッシュ(白)とtransformPointsで1/10に縮小したメッシュ(赤)を示しています。

実際にメッシュがXYZ全方向に縮小しているのがわかります。

 

 図 23: メッシュの縮小

 

 

2.6.2 コマンドラインオプション

transformPointsコマンドを使用するには、オプションが必要となります。

 

  $ transformPoints <options…>  

 
コマンドのオプションとしては、以下があります。
-case <dir> ケースディレクトリを指定します。デフォルトでは現在いるディレクトリです。
-decomposeParDict  <file>特定の場所からdecomposeParDictファイルを読み込む場合に使用します。
-noFunctionObjects functionObjects を実行しないようにします。
-parallel 並列で実行します。
-region <name> 別のメッシュ領域を指定します。
-rollPitchYaw <vector> メッシュを'(roll pitch yaw)’で指定した角度分、回転させます。
-roots <(dir1..dirN)> 複数のケースを処理する場合にディレクトリを指定します。
-rotate <(vectorA vectorB)> メッシュをvectorAからvectorBへ回転させます。
-rotateFields ベクトルやテンソルも回転させます。
-scale <vector> 指定した比率で拡大縮小を行います。
-translate ベクトル分だけ平行移動を行います。
-yawPitchRoll <vector> メッシュを'(yaw pitch roll)’で指定した角度分、回転させます
-srcDoc ブラウザを用いてソースコードを表示します。
-doc プラウザを用いてドキュメントを表示します。
-help ヘルプを表示します。

 

例として、以下の様な使い方があります。
 XYZ方向について1/10に縮小を行う

  $ transformPoints -scale “(1e-1 1e-1 1e-1)”  

 

 X方向に0.05だけ平行移動を行う

  $ transformPoints -translate “(0.05 0 0)”