1.17.1 surfaceMeshImport コマンドとは
surfaceMeshImportコマンドとは、任意の表面形状ファイルをsurfMeshとしてケースにインポートするユーティリティです。
例として、flange.stlをインポートしてみます。
ケースディレクトリ内で、flange.stlがある状態で以下のコマンドを実行することでインポートすることができます。
$ surfaceMeshImport flange.stl
上記のコマンドを実行すると、ケースディレクトリのconstantの中に/surfaces/default/surfMeshディレクトリが作られ、
surfMeshディレクトリの中に形状データが作成されます。
1.17.2 コマンドラインオプション
surfaceMeshImportコマンドを実行するには、1つの引数が必要となります。
引数でインポートするファイル名を指定します。
$ surfaceMeshImport [OPTIONS] <inputFile>
オプションとしては、以下があります。
-case <dir> | ケースディレクトリを指定します。デフォルトでは現在いるディレクトリです。 |
-clean | 形状をチェック/クリーンアップしてから、取り込みます。 |
-dict <file> | controlDictファイルを指定します。 |
-from <coordinateSystem> | ファイルを読み込む際の座標軸を指定します。 |
-name <name> | 出力時の名前を指定します。デフォルトではdefaultになります。 |
-noFunctionObjects | functionObjects を実行しないようにします。 |
-scaleIn <factor> | 入力時のスケールを指定します。デフォルトは1 |
-scaleOut <factor> | 出力時のスケールを指定します。デフォルトは1 |
-to <coordinateSystem> | 出力時の座標軸を指定します。 |
-srcDoc | ブラウザを用いてソースコードを表示します。 |
-doc | プラウザを用いてドキュメントを表示します。 |
-help | ヘルプを表示します。 |
インポートできるファイル形式は以下となります。
ac | bdf | ftr | gts | inp | nas | obj |
off | ofs | stl | stlb | tri | vtk |