OpenFOAM®の導入・運用について

企業がOpenFOAM®を導入するには以下の理由が考えられます。

1コスト削減 2大規模並列計算
3強力なカスタマイズ機能 4特別計算機能の実現(汎用CFDソフトができない計算)

導入費用とコスト削減

オープンソースなのでソフト自体は無料ですが、有効に活用するには時間と費用がかかります。
マニュアルと検証事例等資料が不十分で、必要機能が100%あるとは限らないため、事前調査・機能確認作業・受託開発等初期費用が必要で
す。導入後も、バージョンアップ等維持費用があります。一般的に言うと、導入費用として汎用CFDソフトの1-2ライセンス費と同等な費用が必
要です。安定した運用が始まり大量計算ができてから、コスト削減効果が得られます。


導入方法

OpenFOAM®ユーザーを下記の表通り分類し、各ユーザー別に導入運用方法を述べます。

小規模ユーザー
・一般企業
・CFD需要はあるが、CFD技術者がいない
・汎用流体解析ソフトは1ライセンスか、使用しない
中規模ユーザー
・大手企業
・専用CFD技術者がいる
・汎用流体解析ソフトを使用(複数ライセンス)
大規模ユーザー
・超大手企業
・CFD研究開発チームを所有
・自社開発CFDコード、汎用流体解析ソフトを大量使用
研究者
・大学、研究機関
・特別CFDコードの開発需要がある
・自己開発のCFDコードを所有

小規模ユーザー

CFDソフトは設計上の問題を解決するツールにすぎません。便利に使えて且つ結果が得られればそれで満足です。このようはユーザーには汎用ソフトが十分 で、OpenFOAM®のご利用はお薦めできません。コスト効果が得られません。専門会社に委託し受託解析を行うのも可能な選択です。

中規模ユーザー

ライセンス数を減らしコストを削減することと、大規模計算をすることが目的です。導入する前にOpenFOAM®の機能調査(既存汎用ソフトと比較計算)を行い、確実に使えることを確認する必要があります。導入後の運用段階では、OpenFOAM®の正しい使用方法、汎用ソフトの類似機能が無い場合その開 発、使用を便利にする専用ツールの開発等の課題を解決しなければなりません。

サービス内容 解決できる問題
機能調査 導入前OpenFOAM®の既存機能を調査・確認する
初級トレーニング 正しい操作方法を習得する
受託解析 設定困難な計算、大規模並列計算等を外注する
受託開発 専用ツールを開発し、運用効率を向上させる
技術サポート 運用中発生した問題を解決する

大規模ユーザー

OpenFOAM®をカスタマイズし自社専用ソルバを開発するのが目的です。課題はOpenFOAM®プログラミング知識が無く、初期開発費用が多いこと です。OpenFOAM®のプログラミングには四つの知識‐CFD理論知識、コーディング経験、C++知識、OpenFOAM®言語の知識が必要となりま す。OpenFOAM®はC++で開発された新しいCFD言語です。100Mを超えるソースコードを最初から自習するのは非効率的です。プログラミング講 習会に参加し基本知識を習得した上で、分野を絞って深く掘り込んだほうが効率的です。更に、受託開発サービスを利用し自ら開発に参加しながらコーディング ノウハウを勉強するのも、有効手段の一つであります。

サービス内容 解決できる問題
機能調査 OpenFOAM®の既存機能を調査・確認する
初級トレーニング OpenFOAM®言語の仕組みとプログラミング方法を習得する
受託解析 カスタマイズ・開発ノハウを習得できる
技術サポート 開発・運用途中発生した問題を解決する

研究者

汎用ソフトにない特別機能のCFDコードの開発し、研究問題を解決するのが目的です。OpenFOAM®プログラミング方法がわからないため、自分の考え をプログラム化し実行できません。弊社の受託開発サービスを利用し、研究者は理論に集中するか、プログラミング講習会に参加し、自らコーディングするか、 両方とも可能だと思います。

サービス内容 解決できる問題
機能調査 OpenFOAM®の既存機能を調査・確認する
初級トレーニング OpenFOAM®言語の仕組みとプログラミング方法を習得する
受託解析 カスタマイズ・開発ノハウを習得できる
技術サポート 開発・運用途中発生した問題を解決する